2009年12月13日
焼き付けられた個性
三崎亜記さんの作品を読むのは、これで4冊目だった。
短編集「廃墟建築士」である。
これまでの三崎さん関連の当ブログ記事を読み返してみる。
どちらかと言えばネガティブな感触の中、
それなのにどうしても気になる作家、という印象の三崎氏。
そして三冊目に読んだ「鼓笛隊の襲来」では、
いよいよと言うかとうとうと言うか、見事に心を鷲掴みにされた 笑
これまでの三冊で、
私の中にも三崎亜紀という作家の個性が焼き付けられた。
焼き付けられた個性を読者がどのように消化していくのか、
焼き付けた個性を作者が何処へ向けて消化していくのか、
その辺りの機微が、三崎さんのような、
一種独特な作品世界を構築する作家にとってはとても重要であり、
作家としての生命線を維持できるのかどうかの、
分かれ目になるようにも思うのだが・・・続きを読む
短編集「廃墟建築士」である。
これまでの三崎さん関連の当ブログ記事を読み返してみる。
どちらかと言えばネガティブな感触の中、
それなのにどうしても気になる作家、という印象の三崎氏。
そして三冊目に読んだ「鼓笛隊の襲来」では、
いよいよと言うかとうとうと言うか、見事に心を鷲掴みにされた 笑
これまでの三冊で、
私の中にも三崎亜紀という作家の個性が焼き付けられた。
焼き付けられた個性を読者がどのように消化していくのか、
焼き付けた個性を作者が何処へ向けて消化していくのか、
その辺りの機微が、三崎さんのような、
一種独特な作品世界を構築する作家にとってはとても重要であり、
作家としての生命線を維持できるのかどうかの、
分かれ目になるようにも思うのだが・・・続きを読む
2009年12月07日
セキュリティの本末転倒
自分のブログの自分の記事にいただいたコメントへ、
返信的コメントを書きいれようとしたら、
迷惑コメントの可能性があるとして、
ライブドアから書き込みを拒否されてしまった 苦笑
時間を置いても、文章を変えても、
単語を置き換えても、ダメだった。
私の所では取り立てて単語に対する拒否設定や何やかやは
全く設定していないのに、
そのような可能性もライブドアから指摘された。
ライブドアに限らず、どちらのブログサービスでも
セキュリティのグレイドは大幅に上がっているのだろう。
しかし大幅に上がりすぎると、
自分の記事にコメントすらできないという本末転倒も起こりうる。
結局ログイン画面からコメントをさせていただいたが、
もしかしたら折角コメントを寄せようとして頂いた方々の、
温かいお言葉のいくつかも書き込み拒否にあっている可能性もある。
セキュリティと使い勝手、ぜひこの相反する要求に
ブログサービス最大手であるライブドアには、しっかりと答えてほしい。
返信的コメントを書きいれようとしたら、
迷惑コメントの可能性があるとして、
ライブドアから書き込みを拒否されてしまった 苦笑
時間を置いても、文章を変えても、
単語を置き換えても、ダメだった。
私の所では取り立てて単語に対する拒否設定や何やかやは
全く設定していないのに、
そのような可能性もライブドアから指摘された。
ライブドアに限らず、どちらのブログサービスでも
セキュリティのグレイドは大幅に上がっているのだろう。
しかし大幅に上がりすぎると、
自分の記事にコメントすらできないという本末転倒も起こりうる。
結局ログイン画面からコメントをさせていただいたが、
もしかしたら折角コメントを寄せようとして頂いた方々の、
温かいお言葉のいくつかも書き込み拒否にあっている可能性もある。
セキュリティと使い勝手、ぜひこの相反する要求に
ブログサービス最大手であるライブドアには、しっかりと答えてほしい。
2009年12月06日
昇り調子の第三弾
多くの場合、シリーズ物では第一作目が一番面白い。
それはそうだと思う。
第一作が面白いからこそ第二作があり、
それもそこそこに面白いからこそのシリーズ化、
ということになるのだろう。
しかし、昨今では第一作目を描き始めた時から、
すでにシリーズ化の構想がある、
なんていう作品も多いように見受けられるのだが、
いかがなのものなのだろうか。
というわけで今回読んだのは、
佐々木譲さんの「北海道警察佐伯警部補シリーズ」
第三弾となる「警官の紋章」である。続きを読む
それはそうだと思う。
第一作が面白いからこそ第二作があり、
それもそこそこに面白いからこそのシリーズ化、
ということになるのだろう。
しかし、昨今では第一作目を描き始めた時から、
すでにシリーズ化の構想がある、
なんていう作品も多いように見受けられるのだが、
いかがなのものなのだろうか。
というわけで今回読んだのは、
佐々木譲さんの「北海道警察佐伯警部補シリーズ」
第三弾となる「警官の紋章」である。続きを読む
2009年11月28日
二重の要素
先日、柳広司さんの「ジョーカー・ゲーム」を読んで、
とても良かったので続編を読もうと思ったら
図書館にはとても長い行列ができていて、
これでは当分の間、読めないなあ〜と思って、
それではと、御本人が角川のHPだったか何かで、
「ジョーカー・ゲーム」を書く切っ掛けになったと
コメントしていた作品を読んでみた。
タイトルを「トーキョー・プリズン」という。
柳広司さんの本を2冊読んで、
ああ〜 この人はエンターテイメントな人なのだ、と感じた。
ストーリーが小説的というよりも映画的なのである。
そのせいかどうかは不明だが、この人の小説ではたとえ、
どんなに重苦しいストーリーに触れたとしても、深刻になることはない。
しかしこれは長所とばかりは言い切れない。
ある時には短所として小説の表層に現れることだってあるだろう。
続きを読む
とても良かったので続編を読もうと思ったら
図書館にはとても長い行列ができていて、
これでは当分の間、読めないなあ〜と思って、
それではと、御本人が角川のHPだったか何かで、
「ジョーカー・ゲーム」を書く切っ掛けになったと
コメントしていた作品を読んでみた。
タイトルを「トーキョー・プリズン」という。
柳広司さんの本を2冊読んで、
ああ〜 この人はエンターテイメントな人なのだ、と感じた。
ストーリーが小説的というよりも映画的なのである。
そのせいかどうかは不明だが、この人の小説ではたとえ、
どんなに重苦しいストーリーに触れたとしても、深刻になることはない。
しかしこれは長所とばかりは言い切れない。
ある時には短所として小説の表層に現れることだってあるだろう。
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2009年11月26日
鈍色灰色鉛色
松本清張の小説は暗い。
清張の暗さは真っ暗闇という暗さではなく
鈍色の雨だったり、灰色の雲だったり、鉛色の空だったり
まあそんなモノトーン的な暗さだ。
数年単位で我が家の積本になっていた
「宮部みゆき女史責任編集 清張傑作短編コレクション 上巻」
をやっとというか、いよいよというか、
とにかく生誕百年の今年中に読まなければ、
という義務感を持ちながら 笑 読んだ。
昔読んだ名作もあれば、読み逃していた名作もあり、
まったく知らなかった秀作もあった。続きを読む
清張の暗さは真っ暗闇という暗さではなく
鈍色の雨だったり、灰色の雲だったり、鉛色の空だったり
まあそんなモノトーン的な暗さだ。
数年単位で我が家の積本になっていた
「宮部みゆき女史責任編集 清張傑作短編コレクション 上巻」
をやっとというか、いよいよというか、
とにかく生誕百年の今年中に読まなければ、
という義務感を持ちながら 笑 読んだ。
昔読んだ名作もあれば、読み逃していた名作もあり、
まったく知らなかった秀作もあった。続きを読む
