2006年07月18日
短編のツール
短編集には、いくつかの種類がある。
ただ単に発表済みの短編を集めた、ただの短編集。
ある一つのテーマに沿って、
全ての短編に統一性を持たせた、テーマ短編集。
全ての短編にある種の繋がりを持たせた、
いわゆる連作短編集。
そして連作短編集の形態を借りた、連作短編集型長編小説。
それらは、それぞれがそれぞれの特徴を持って、
それぞれが読む者に、読むということの喜びを与えてくれる。
ただ単に発表済みの短編を集めた、ただの短編集。
ある一つのテーマに沿って、
全ての短編に統一性を持たせた、テーマ短編集。
全ての短編にある種の繋がりを持たせた、
いわゆる連作短編集。
そして連作短編集の形態を借りた、連作短編集型長編小説。
それらは、それぞれがそれぞれの特徴を持って、
それぞれが読む者に、読むということの喜びを与えてくれる。
伊坂幸太郎さんの作品集「終末のフール」は
いわゆる連作短編集である。
しかしこの作品集の中では、
登場人物の絡みとか、舞台の共通性に、
それ程の重要性が感じられない。
そういう意味では、世界の終末というテーマに沿って
自由気ままに書かれたテーマ短編集といった方が、
僕にはしっくりと来る。
この作品を連作短編集として読んだ時、
僕のお気に入り「死神の精度」とは異なり、
連作という連なりが、ただ単に
短編のツールとしてしか機能していないことに、
僕は若干の物足りなさを感じてしまうのだ。
出来ることなら伊坂さんには、
世界の終末という大きなテーマに
連作短編集の形態を借りた
連作短編集型長編小説で挑んで欲しかった。
もしかしたらそれは
伊坂さんへの期待が大きすぎるが故の
僕の我が儘だろうか 苦笑
終末のフール
いわゆる連作短編集である。
しかしこの作品集の中では、
登場人物の絡みとか、舞台の共通性に、
それ程の重要性が感じられない。
そういう意味では、世界の終末というテーマに沿って
自由気ままに書かれたテーマ短編集といった方が、
僕にはしっくりと来る。
この作品を連作短編集として読んだ時、
僕のお気に入り「死神の精度」とは異なり、
連作という連なりが、ただ単に
短編のツールとしてしか機能していないことに、
僕は若干の物足りなさを感じてしまうのだ。
出来ることなら伊坂さんには、
世界の終末という大きなテーマに
連作短編集の形態を借りた
連作短編集型長編小説で挑んで欲しかった。
もしかしたらそれは
伊坂さんへの期待が大きすぎるが故の
僕の我が儘だろうか 苦笑
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1. 終末のフール 〔伊坂幸太郎〕 [ まったり読書日記 ] 2006年07月18日 20:10
2. 終末のフール 伊坂幸太郎 [ 苗坊の読書日記 ] 2006年07月18日 20:51
3. 終末のフール 伊坂幸太郎 [ 今更なんですがの本の話 ] 2006年07月18日 23:47
伊坂さんの最新連作短篇集『終末のフール』です。
世界の終わりまで残り3年。
一時の混乱が嘘のように落ち着きを取り戻しだした街が今回の舞台です。
終末を迎えようとする人々の姿を眺めていると、人間という存在がとても愛しくなってきます。
確かに人は時に残虐....
4. 「終末のフール」伊坂幸太郎 [ 本のある生活 ] 2006年07月19日 13:06
終末のフール
新刊書を手に入れて読むのが遅い私が、今回何故こんなに早く伊坂さんの新作を読んだかというと・・じゃーん!買ってしまったのですー!単行本は経済的&収納の問題でめったに買わないのですが、この頃の伊坂さんには、すっかり参ってしまっているので、これ....
5. 終末のフール(伊坂幸太郎) 集英社(2006年) [ ゆうきの読書日記&矯正日記 ] 2006年09月22日 21:01
終末のフールこの本が販売されから、図書館の予約をした時には、もうすでに200名近い人が、順番を待っていました。それから、半年、やっと、手に入りました。先週、借りた、「死神の精度」でも思いましたが、伊坂さんというのはこういう極限的な状況で世間の価値観とは異なっ...
6. 伊坂幸太郎【終末のフール】 [ ぱんどら日記 ] 2006年10月30日 15:54
「8年後、地球に小惑星が衝突する」というSF的な設定が私は怖くてダメで、世間の皆さんが「【終末のフール】、そんなに怖くないよ。すごく良いよ」と言っているにも関わらず、ずっと避けて通ってきた。
が、本書を図書館
7. 伊坂幸太郎「終末のフール」 [ 聞いてあげるよ君の話を ] 2006年11月02日 02:12
この記事へのコメント
1. Posted by
エビノート
2006年07月18日 20:19
短編同士のつながりとしては、『死神の精度』の方が強かったかもしれませんね。
でも、美智のその後とか、「深海のポール」で勢ぞろいする場面などはつながりを感じて好きでした。
でも、美智のその後とか、「深海のポール」で勢ぞろいする場面などはつながりを感じて好きでした。
2. Posted by
yori
2006年07月18日 20:46
エビノートさん
「死神」とはテーマが違いますから比べること自体に無理があるようにも感じられますが、この作品については、テーマがテーマだけに、もうちょっと深く切り込んで欲しかったという、欲求不満が残ります 苦笑
「死神」とはテーマが違いますから比べること自体に無理があるようにも感じられますが、この作品については、テーマがテーマだけに、もうちょっと深く切り込んで欲しかったという、欲求不満が残ります 苦笑
3. Posted by
苗坊
2006年07月18日 20:54
こんばんわ^^TBとコメントありがとうございました。
「死神の精度」程ではないですが、住民同士のつながり、私はわりと好きでした。
私も「深海のポール」での勢ぞろいは好きですね^^
「死神の精度」程ではないですが、住民同士のつながり、私はわりと好きでした。
私も「深海のポール」での勢ぞろいは好きですね^^
4. Posted by
yori
2006年07月18日 22:07
苗坊さん
深海のポールでの勢ぞろいも良いですが
僕は演劇のオールでの、また違った意味での勢揃いが好きです 笑
深海のポールでの勢ぞろいも良いですが
僕は演劇のオールでの、また違った意味での勢揃いが好きです 笑
5. Posted by
プリン
2006年07月18日 22:19
はあ
これも気になりつつ、まだ読めていません…
伊坂幸太郎は図書館でもすごく人気が高くて、どれも一週間やそこらでは回ってきません(>_<)
わたしは個人的に連作短編が一番好きなタイプです

これも気になりつつ、まだ読めていません…
伊坂幸太郎は図書館でもすごく人気が高くて、どれも一週間やそこらでは回ってきません(>_<)
わたしは個人的に連作短編が一番好きなタイプです

6. Posted by
yori
2006年07月18日 22:44
プリンさん
私も図書館で借りました!! ちなみに予約から本を手にするまでに、3ヶ月半掛かりました 苦笑
私も図書館で借りました!! ちなみに予約から本を手にするまでに、3ヶ月半掛かりました 苦笑
7. Posted by たまねぎ
2006年07月18日 23:44
こんばんは。150人の厚き壁を乗り越えて辿り着いたのがこの1冊だったんですね。
終末物で連作長編となると最後に皆で彗星を破壊なんてアルマゲドンな想像をしてしまいます。
伊坂さんならそんなことは無いと思いますが(汗
こうしてみると皆さんお気に入りがそれぞれですね。これはとても伊坂さんらしいと感じます。
終末物で連作長編となると最後に皆で彗星を破壊なんてアルマゲドンな想像をしてしまいます。
伊坂さんならそんなことは無いと思いますが(汗
こうしてみると皆さんお気に入りがそれぞれですね。これはとても伊坂さんらしいと感じます。
8. Posted by
june
2006年07月19日 13:06
私はこれ、「深海のポール」で屋上からヒルズタウンを見下ろした時に、大きなひとつの話だったんだと、とらえたんですが・・。
伊坂さんには期待が大きい分、ハードルも高くなってしまうんですが、この頃好きすぎて、冷静に読めてません(苦笑)。「冬眠のガール」と「鋼鉄のウール」が好きですが、やっぱり全部まとめて好きです♪
伊坂さんには期待が大きい分、ハードルも高くなってしまうんですが、この頃好きすぎて、冷静に読めてません(苦笑)。「冬眠のガール」と「鋼鉄のウール」が好きですが、やっぱり全部まとめて好きです♪
9. Posted by
yori
2006年07月19日 22:34
たまねぎさん
そうですね。人それぞれに、お気に入りが違うということは、やはり秀作揃いだったということですね。終末に対する各短編それぞれの視点が、読む者それぞれに対して、違ったものを想像させたのかもしれません。
そうですね。人それぞれに、お気に入りが違うということは、やはり秀作揃いだったということですね。終末に対する各短編それぞれの視点が、読む者それぞれに対して、違ったものを想像させたのかもしれません。
10. Posted by
yori
2006年07月19日 22:37
juneさん
僕は特に「鋼鉄」と「演劇」好きですね。鋼鉄での「明日で世の中が終わるとなると、生き方が変わるのか」みたいな台詞と、「演劇」での、あのお約束のようなラストシーンが。実は私、あのようなお約束が大好きだったりします 笑
僕は特に「鋼鉄」と「演劇」好きですね。鋼鉄での「明日で世の中が終わるとなると、生き方が変わるのか」みたいな台詞と、「演劇」での、あのお約束のようなラストシーンが。実は私、あのようなお約束が大好きだったりします 笑
11. Posted by
ゆうき
2006年09月22日 21:05
こんばんは♪
先週から、続けて
予約本が来てくれて嬉しい日々です。
苗場さんの生き方が、
羨ましいというか、憧れる気がします。
でも、凡人にはナカナカなれそうもない
心境ですね。
先週から、続けて
予約本が来てくれて嬉しい日々です。
苗場さんの生き方が、
羨ましいというか、憧れる気がします。
でも、凡人にはナカナカなれそうもない
心境ですね。
12. Posted by
yori
2006年09月22日 23:47
ゆうきさん
読み終えて暫くの時間が経過した今となって思うのは、死を受け入れる心の準備具合とは、どのような心持ちなのか、自分に置き換えると、結構切ないものがありますね。
読み終えて暫くの時間が経過した今となって思うのは、死を受け入れる心の準備具合とは、どのような心持ちなのか、自分に置き換えると、結構切ないものがありますね。
13. Posted by
きりり
2006年11月02日 02:39
私は「冬眠のガール」が優しくて好きです 本を題材にしてて良いです
とうとう死神の精度が週末に来ます 楽しみですね
とうとう死神の精度が週末に来ます 楽しみですね
14. Posted by
yori
2006年11月02日 19:46
きりりさん
なんですか、続々と長らく待った本がやって来ますね!! きりりさんの死神評価はどんなものか楽しみです!!
なんですか、続々と長らく待った本がやって来ますね!! きりりさんの死神評価はどんなものか楽しみです!!
