2008年01月11日

記憶の欠片を爪弾きながら

タイトルは、微妙に似ている。
表紙からイメエジされる世界観も共通だ。
そして出版元も同じく、
東京創元社のミステリー・レーベルとして名高い
ミステリ・フロンティアだった。

図書館で借りて、読み始める前に
そんな共通項に気付いてしまった私は、
何となくの嫌な予感を抱えながら、
この本を読み始めてしまったのだった 笑

タイトルは「HEARTBLUE」 小路幸也さんの新作である!!

そう、実はこの本、以前に読んだことのある
「HEARTBEAT」の続編だったのである。

「HEARTBEAT」については以前
ミステリーという仮面の憂鬱
という記事で触れている。
決して悪くはなかったのだが、どういうわけか、
恥ずかしながら、内容は殆ど覚えていない 苦笑

今回「HEARTBLUE」を読み初めてすぐ、
まずは登場人物に聞き覚えがあると感じた。
そして物語が物語られていく過程で、
聞き覚えのある登場人物達の過去の情景から、
これはあの小説の続編ではないかと、
遅まきながらにも、はっきりと気付いたのだった 苦笑

それ以降、私はこの小説を、
まるで記憶の欠片を爪弾くようにしながら読んだ。
それでも朧気な記憶は、
断片だけをフラッシュバック的に映し出すだけで、
一向に像を結ぶことはなかった。

正直なところ、「HEARTBEAT」よりも
今回読んだ「HEARTBLUE」のほうがずっと面白かった!!
きっと「HEARTBEAT」の内容を、しっかり記憶していた方が、
「HEARTBLUE」を、より楽しめたと思う。
そして「HEARTBLUE」を読んだ今、
「HEARTBEAT」を再読したならば、
以前よりもずっと面白く読めるのではないかと感じた。

そんなわけで読後すぐに「HEARTBEAT」の
再びの予約を図書館に入れてしまいました 苦笑

HEARTBLUE (ミステリ・フロンティア 40)


yori1199 at 22:31 │Comments(4)TrackBack(3)この記事をクリップ!小路幸也 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. HEARTBLUE 小路幸也  [ 粋な提案 ]   2008年01月12日 02:02
ブックデザインは岩郷重力+WONDER WARKZ。東京創元社ミステリ・フロンティア。 一方の語り手、ダニエル・ワットマンはニューヨーク市警察失踪人課勤務。サミュエル・マイヤー(サム)が捜査依頼し、後日遺体で見つかったペむ
2. HEARTBLUE⇔小路幸也  [ らぶほん−本に埋もれて ]   2008年03月01日 21:03
4 記憶の欠片を爪弾きながら ある虹の朝、ニューヨーク市警の失踪人課の男のもとへ、一人の少年が訪ねてきて言った。 「ペギーがいなくなったんだ」と。 彼の捜す少女は、一年ほど前から様子がおかしかったというのだが…。 一方、男の知り合いであるCGデザイナ....
3. HEARTBLUE<小路幸也>−(映画:2008年50冊目)−  [ デコ親父はいつも減量中 ]   2008年04月03日 00:45
HEARTBLUE (ミステリ・フロンティア 40) 出版社: 東京創元社 (2007/12) ISBN-10: 4488017371 評価:55点 「HEARTBEAT」の続編。 といっても、前作をほとんど憶えてはいないのですが、すいません・・・。 何が物足りないのか、不満なのかと問われればいろいろある...

この記事へのコメント

1. Posted by 藍色    2008年01月12日 01:59
こんばんは。
ふたつのエピソードが繋がる展開、面白かったです。
「HEARTBEAT」と続けて読んで内容を記憶していたので、しっかり楽しめました。
2. Posted by ぶんこや    2008年01月12日 05:20
いつも思うのですが、yoriさんはブログのタイトルのつけ方が、本当に巧いですね。
タイトルを見て、「今日はどんな本がでてくるんだろう・・・」とわくわくします。

小路湯幸也さん、未読です。
HEARTBEATという言葉から連想するのは、佐野元春ですね(笑)
3. Posted by yori    2008年01月12日 16:00
藍色さん こんにちは
私は「BLUE」から「BEAT」へとさかのぼってみますね!! 再読が楽しみです!!
4. Posted by yori    2008年01月12日 16:02
ぶんこやさん こんにちは
お褒めの言葉をいただき恐縮です 笑 確か「HEARTBEAT」の冒頭には佐野元春の歌詞が掲載されていたような、再読時に確認してみます 笑

コメントする

名前
URL
 
  絵文字