2009年09月21日

活劇の青空

楽しみにしているシリーズものがある。
小路幸也さんの「東京バンドワゴン・シリーズ」だ。
今回のタイトルは「マイ・ブルー・ヘブンー東京バンドワゴン」
シリーズ、確か・・・4作目だったか・・・苦笑

これまではビートルズがらみのサブタイトルが付いていて、
今回はさてどんなタイトルがやってくるのか、
と思っていたら「マイ・ブルー・ヘブンー」 これは意表を突かれたか 笑

私個人的には「マイ・ブルー・ヘブンー」という原曲は知らない。
ただ「私の青空」と題された高田渡さんのカバー曲を知っている。

良い歌だ。

そして本作、相変わらずの小説離れした映像的作品だったが、
期待を裏切らない良い意味でのマンネリズムぶりには大満足です 笑


今回は時代を遡らせて、
サチさんの少女時代から物語は始まる。
この時代を遡るというパターンは
シリーズ物ではよくある手法なのだが、
この手の作品を読む毎に、
私にはいつも疑問に思うことがある。

はたして作者は、第一作を書いた時から、
このような登場人物たちの過去や、
それぞれの店や団体の歴史を想定設定していたのだろうか??
という疑問である。

今回も「マイ・ブルー・ヘブン」に描かれた設定が
それまでの三作をしっかりと正確にトレースしていて、
それだけでも読んでいて楽しかった。

今回は戦後のドサクサの中での大活劇、
そしてそこには本だけではなく、
音楽がしっかりと存在を主張していて、
まさに音楽が小説を引っ張って行ったような感があって、
読書人でもあり音楽人でもある私としては
とても楽しく読むことができた。

第5作目はまた現代に戻って、
今を生きる堀田家を描いていただけるよう、期待します。

マイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴン
マイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴン
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yori1199 at 22:04│Comments(4)TrackBack(3)この記事をクリップ!小路幸也 

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2. マイ・ブルー・ヘブン―東京バンドワゴン 〔小路 幸也〕  [ まったり読書日記 ]   2009年09月28日 21:18
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この記事へのコメント

1. Posted by Roko   2009年09月23日 23:33
yoriさん☆こんばんは
サチさんの秘密も登場しましたが、やっぱりこのシリーズは心温まりますねぇ。

ところで、日本語版の「私の青空」は戦前のエノケンさんのヒット曲で、昭和40年代には日立の洗濯機のCMソングとしても使われていたんですよ。

このタイトルは、今回のストーリーにピッタリでしたね。
2. Posted by yori   2009年09月26日 01:31
Rokoさん こんばんは
そうなんですよねえ〜 でもエノケンさんバージョンは聞いたことがないのです。仰る通り、この小説にぴったりの唄ですね!!!
3. Posted by エビノート   2009年09月28日 21:37
連載時とタイトルが変わってる!とちょっと驚きましたが、読み終えてみると素敵なタイトルと思えました。「私の青空」聴いたことがなかったんですが、味わい深い曲ですねぇ〜。
バンドワゴンに歴史ありということが分かって楽しい一冊でした。
4. Posted by yori   2009年09月29日 19:40
連載当時は「オーヴァー・ザ・レインボゥ」でしたか!!!
どちらにしても音楽絡み、本編はもちろんですが、タイトルも楽しみなこのシリーズなのです!!!

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